みとらの留学日記

アラ還女性のワクワクドキドキ短期留学日記@バンクーバー

2024春

一生に一度の大冒険!

と意を決して海外留学に出かけた昨年の夏

今振り返って思うのは

私には ”体験そのもの” が

大きな意味を持っていたということ

 

たった二週間で英語が上達する

わけはないし

その国の文化を理解できる

はずもないけれど

その気になれば 自分の力で

新しいチャレンジができると

実感できた・・・というか

 

来し方行く末を思うにつけ

人生のあまりの短さに

焦燥感を覚えるものだから

よしよしまだいけるじゃん🎵という

確認が必要なタイミングだったのだろう

 

大満足して

ひとまずハッピーエンドを迎えたはずだが

それは「。」ではなく「、」だったかも?

な@2024春😝

再び飛び出していきたい欲がむくむくと

湧き上がってきたのだ

 

 PCに向かい、どれどれと留学について

調べてみる

休みが取れるタイミングや

受講コースの希望など

テキトーな検索ワードをかけて

ふるいにかけると 残るはごくわずか

選択肢が少ない方が

決断力に欠ける私には好都合

ではあるのだが・・・本当に限られるw

 

いくつかのエージェントから

資料の取り寄せを試みた結果

連絡してきたのは3社だけだった

一社は大阪、一社は北海道のみに

事務所がある小さな会社で

ピンとこなかったため やめた

 

そして残りの一社からは

タイミングが良かったようで案内をもらい

留学フェアなるものに出かけてみた

 

まず 担当者に細かな希望を伝えると

お勧めの国や学校をいくつか挙げてくれる

それを手がかりに

国や学校を案内するブースに行く仕組みだ

 

マルタの話を聞くと

私が出かける頃は(仮定の話だが)

40℃を超える日もあるとのことで

やむなく退散😅

暑いのダメ~

どうもマルタには縁がないらしい

 

今回新たに浮上した候補地が・・・ロンドン💂

ひとつの学校が日程的にも年齢的にも

都合がいいように感じた

 

数日後

とりあえずエージェントの担当者に

見積もりを出してもらう

んんん~  やっぱりお高いのね~

英国だものね~ 逡巡😏

 

エージェントを通さないで

できないかなぁ

私には無理かなぁ

 

などと

春はなにかしら動きだしたくなるのであった

 

 

おまけ その②

あるときひとりで海沿いの道を歩いていたら

自転車に乗った人が追い抜きざまに

何か叫んだ

危ない!って言ったのかな?

でも私が歩いているのは歩行者専用道路

相手はサイクリングロードを走っていた

 

 

勘違いかと歩き続けていると

また声をかけられた

 

Hey, pretty girl!

 

???

確かにそう言った よね?

キョロキョロ見回してみても

私しかいない

声はかけるが、振り返ることはなく

後ろから声をかけて走り去っていく

 

気をつけてね、という代わりに

言っているのか

からかっているのか 訳が解らず

次の日先生にこの話をしてみた

 

「私 からかわれたのかしら?」

prettyでもなければgirlでもない😅

からかわれたなら、あまりいい気がしない

 

先生の答えは、不快に思う必要は全くなし!

とのことだった

黒髪が好きな人は多く、好意的に見るらしい

実際日本人の女性とカナダ人男性のカップルは

とても多いそうだ

軽い挨拶のようなものだから

気にしないで、と他の人からも言われた

 

ならば安心

そうか  プリティガールかぁ。。。🥰

急にくすぐったくなる

あちらでは ほぼTシャツにジーンズだったから

後ろから見たら腰が曲がってでもいない限り

年齢などわからないもんなぁ

解ったところでさほど問題じゃないのかも

面白い文化だ

 

 

文化と言えば、バンクーバー

とてもダイバーシティーな街だった

数えてみたら、滞在中10カ国ぐらいの人と

会話をした

完璧な英語を話す人は多くはなく

だからこそ私の拙い英語に対して

どの人も一生懸命耳を傾けてくれた

お店などでも英語で何か言うと

beautiful! とか perfect! とか

wonderful! などと

答えてくれることも多い

たどたどしい英語に慣れているのだと感じた

言葉に対して寛容だ

 

それとホームステイ先で感じたのは

何でもとにかく言葉にすることだ

一日のできごとや食べ物の好みや

どうしたいのかをとにかく具体的に

言葉にする

日本のように “察する” 文化は無いと感じた

“空気を読む”など 説明しても理解不能だろう

 

そうそう

what's your opinion? も

会話の中でよく聞かれた

英語が母国語ではない人たちの集まりだから

いちいち言葉にして、確かめ合って

コミュニケーションをはかるのだろうと

私なりに理解した

 

いろんな英語が混じり合っているのが

カナダのいいところ

と先生も言っていた

 

やっぱり日本を飛び出してみてよかった✈️🌎

行ってみて初めてわかることがいっぱいある

体験したことすべてが宝物だ✨

 

 

 

おまけ その①

我が家の小さなリビングで

”今日も危険な暑さです

 できるだけ外出は控えてください”

と朝のニュースが繰り返す

 

あの爽やかな風が恋しい

 

 

空港に降り立ったとたん

私は10歳も歳を取ったように感じた

身体が重いのは疲れのせいもあるけれど

それだけではないのではなかろうか

まるで玉手箱を開けてしまった

浦島太郎の気分だった

 

バンクーバーはレインクーバーと

皮肉られるくらい雨が多いところらしい

けれど滞在中 傘を開いたのは一度きりだ

いつも頭上には青空が広がり

景色がきらきらとして見えた

 

私は腰痛持ちなので

それを心配して腰ベルトを持参したほど

なのだが、一度も使わなかったどころか

痛みを全く感じないまま

元気に動き回った

 

これは・・・

 

湿度のせいに違いない!

(※個人の見解です)

 

帰国して歳を取ったのではなく

向こうでは10歳若い身体になっていたのだ

空港に降り立った瞬間に魔法はとけたのだ

 

確かに身体が軽かった

ランニングシャツに短パンで

サイクリングやハイキングをしている

お年寄りがたくさんいたのは

そういうわけではないか

 

海に 山に バーベキュー

夏を思い切り楽しめる気候なのだ

外出を控えなければならないような

国とは違うのだ

 

ただし、乾燥しているということは

肌にはちょっと困りもの

腕や顔にシワが増えたようにも感じるw

う~ん なかなかうまくいかない

 

また今年は山火事が多く発生している

という笑えないニュースもある

あなたは良いタイミングで日本に帰った

と、ホストにも言われた

 

 

また 乾燥しているからか

とにかくお水が美味しかった

まさに”命の水”という感じ

水筒を持っていっていたのが

大いに役立った

学校ではウォーターサーバーから

いつでも汲めるようになっていたし

公共の施設でも無料で汲めたり

お店などでも尋ねれば入れてくれると思う

家でも常に水道水を汲んで部屋に置いていた

 

たっぷり水を飲んで

ヘルシーな食事をとり

精力的に動き回って

帰国時には2kg痩せていた🎵

あっという間に戻ったけれど😭

バンクーバーは私にとって

そんな所でもあった

 

 

 

 

 

Certificate と mortarboard🎓

とうとうこの日が来た!

私たちのクラスは無いと

勝手に思い込んでいた

テストがあった😨

 

スマホで学校のwebpage にアクセスし

文法の問題を解く

あとは、三つのテーマの中から

ひとつを選んで紙に書く課題だった

私は”友人への手紙”というテーマを選び

今回の留学を応援してくれている

友人たちに向けて、架空の手紙を書いた

テストを終えると、みんなに声をかけて

先生と私たち3人の写真を撮らせてもらった

 

テスト結果はプレテストに比べて

わずかに1%だけ正答率が上がっていた

これを効果と言っていいのかどうか

わからないけれど

 

とにかく私は頑張り抜いた!

 

この英語力でよくやり通したと

自分で自分を褒めておく😊

 

その日卒業する人はカフェテリアに

集まるよう言われたので待っていると

ひとりひとりに修了証書が手渡され

ドラマでよく見る

タッセルの付いた卒業帽を被って

記念写真を撮った

(あれどこで見られるんだろ・・・?)

 

いやあ、しみじみと嬉しかった

たった二週間でも感慨深いのだから

月単位、年単位で通う人の

達成感たるやいかほどかと想像する

 

 

晴れ晴れとした気持ちで学校を後にし

私はヴァンデュッセン植物園へと向かった

 

vandusengarden.org

 

ガイドブックで見て行きたいと思っていた

場所のひとつである

短いわりに、行きたかった場所を

ほとんど制覇したことになる

我ながら精力的に動いたもんだ

 

植物園は広々としていて

静けさが心地よく

平和な気持ちに満たされながら歩いた

近くにあれば何度でも訪れたい

私の大好きな場所だった

 

 

最後の夜はサーモンを用意すると

言ってくれていたので

私は楽しみに帰宅した

毎度毎度美味しい食事を用意してくれて

本当に感謝している

 

Dはお金が必要だからそのために

ビジネスとして学生を受け入れている

とハッキリ言っていたしw

Tもホームステイは大変と

これまた本音を言っていたw

私は私で、契約の下に代金を支払って

このサービスを受けているのだと

自覚していたw

 

でもだからこそ

契約上の関係なのに

より美味しいものを用意し

より楽しい時間を共有しようとしてくれる

二人には心から感謝していた

(結果として人情が加わってしまうのが

 彼らのキャラクターなのだろう)

だからその気持ちを惜しまず言葉にした

私のような高齢の女性を受け入れるのは

若者に対するのとは違う面倒があるはずだ

 

受入決定後の二人のとまどいは

想像に難くないが

少なくとも私は当たりを引いたと思っている

 

食事が美味しいのは大事だ

私が元気でいられたのは

栄養バランスのいい食事によるところが大きい

それに何と行ってもこのロケーション!

学校から遠いのなんてなんのその

これ以上は望めない美しい環境だった✨

 

実際ホームステイに関しては良いことを聞かない

中には 辛すぎてステイ先を替えてもらった

学生もいると聞いたし

初めからホテルステイしか

考えなかったと言う人もいた

私も次に機会があるのなら

ホテルステイを選ぶと思う

どうしても彼らの日常に巻き込まれることに

なるし(それもいい経験で面白かった!)

あまりにリスキーだからだ😅

 

勉強に集中したいなら学校近くにホテルステイ、

現地の生の生活を体験したいならホームステイ

よく言われることではあるが、まさにそう

 

 

最後の晩も穏やかに更けていった

荷物を整理し、空港までの行き方を調べ

Dには 送らなくてもいいよ、自分で行けるから

と伝え、日本に帰るのを楽しみに眠った

 

 

 

アクアリウムとジェラートと

学校も残すところあと二日という木曜日

ワークライフバランスについての

TEDを見た

本旨とは関係ないジョークは聞き取れる

ものの肝心の内容がわからない

本当に情けない気持ちになった😭

 

正直に先生に伝えると

クラスメートの二人からも

圧倒的に語彙が足りないんだと思うよ

と指摘される

 

ですよね~🤣

 

彼らに勧められたのが

BBC 6minute english

Woodpecker Learning 

 

早速調べてみたら 確かに良さそう

日本に帰ったら、よほど意識しないと

英語と無縁の生活になってしまう

これでも毎日英語に触れるように

心がけてはいるのだが

ぜーんぜん足りないってことだよね

これからの課題だなあ

 

 

 

さて 午後のお楽しみは・・・

もう一度ひとりでスタンレーパークに行き

入り口近くにある水族館に出かけた

 

初めてフィッシュ&チップスも食べたが

量が多すぎてほとんど残してしまった

飲み物も一番小さいのを頼んでも多すぎる

私は背も高いし 外国人に引けを取らない

体格だが、胃袋の大きさは一般的な日本人のそれ

 

ムリです

 

水族館ではめがねをかけて見る

4Dのショーがあった

 

途中でシャボン玉が飛んだり

風が吹いてきたり、と楽しい仕掛けがある

最後、サメが背後からストーキングしてくる

場面で、背もたれからドン!と何かに突かれ

思わず声を上げてしまった

子ども達も大喜び、会場が沸いていた

 

たっぷり楽しんだあとは 今日もやっぱり

学校のアクティビティに申し込んでいた

 

ひとりの気楽さと

みんなでわいわい出かける楽しさ

どちらも捨てがたい

 

最初は迷っていたのだけれど

Mさんから申し込んだと聞いて

便乗したのだ

行き先は La Casa Gelatoというジェラート

238種ものフレーバーから選べるという

 

サーティワンも真っ青の品揃えだw

引率の先生は ヘンなのを頼むのが趣味🎵

と言っていたが

ガーリックだの酢の味などは嫌だ

私は無難なライチとドラゴンフルーツにした

15人くらいでアイス片手にぞろぞろと

隣の公園に行き、車座になって食べた😋

何をしても楽しい

 

帰りは 学校まで戻ると遠回りに

なりそうだったので、先生に断って

そこからは単独行動で別のバスで帰った

いよいよ終わりが見えてきたこのタイミングで

ようやく私はバスを乗りこなせるように

なっていたのだった・・・

 

 

博物館と庭園

自分でもすごく行きたかったし

先生からも最初に勧められた場所がある

UBC(University of British Columbia)の

アンソロポロジーミュージアムがそれだ

moa.ubc.ca

 

ところが行き方を調べていて

年内いっぱい工事中で入れないことがわかった

 

ショック!

 

でも大学なら他にも何かあるかも・・・

と調べて行き着いたのが

Beaty Biodeversity Museumという博物館

同じUBCのキャンパス内にあるっぽい

 

生物多様性博物館と訳され 様々な標本が

コレクションされているらしい

MOAに比べてマイナーなようで

誰に話しても 知らないとのことだったが

ひとりで出かけてみることにした

 

夏休み中とあってキャンパス内は

閑散としていたが

緑豊かで広々とした気持ちの良い場所だ

その辺の学生さんに場所を確認しながら

たどり着いた博物館ではまず

シロナガスクジラ骨格標本が迎えてくれた

もうこれだけでわくわくしてくる🎵

 

理系人間ではないし、専門的知識など

皆無だが、人類の叡智が結集したような

場所にくるとテンションが上がる

夥しい標本の並ぶ通路を悠々と歩いた

 

ここに半日あててもよかったのだが

その日はもう一カ所出かける予定があった

後ろ髪を引かれながらも

バスに乗って学校の近くまで戻り

ある旅行会社へ向かった

 

学校主催のアクティビティの他に

旅行会社主催のものが掲示されているのを

見つけたのだ

 

クイーンエリザベスパーク

 

電車賃だけで参加費などは不要

直接オフィスに集合とのこと

学校主催ではないため

別の学校からの参加者もある

それも面白いと思って参加したのだが

庭園自体は期待したほどではなかった

 

美しいところ、スケールの大きな所を

いくつも見ていたので

目が肥えてしまったのかもしれない

 

ただ、出会いはあり

フランス人の男性と フランス在住の

ベトナム人女性(どちらも私と同世代)

と話した

彼らの学校では圧倒的に日本人の

若者が多く、彼らは集団になって

日本語を話すばかりで 他の国の人たちと

交流しようとしないからつまらない、と

こぼしていた😅

"せっかく留学しているんだから

  外国の人と触れあったり

  英語を話したりしなきゃねえ・・・"

やれやれ という顔つきである

 

そうか、学校によってカラーが違うんだな

と思った

私の学校は若者ばかりではあるけれど

ヨーロッパの人が多そうだし

比較的落ち着いている

やっぱり St. Gilesにして正解だったかも

 

 

週末にスタンドアップパドルボートで

遊ぶから、一緒に行かない?と

その女性から誘われたが

私はもう日本に帰らなくてはならない

もっと早く会えていたらね、と残念だった

 

サイクリングさいこー🚴

ルームメイトのスイスガールは

ものすごくアクティブだった

真夜中に帰宅するから

ほとんど顔を合わせない

シャワーやトイレが重ならないから

お互いに好都合ではあった

海に行き、山に行き、泊まりで遠征する

こともあって、その若さが羨ましい限りだ

学校ではスイス人が最多のようだったから

仲間も大勢いたのだろう

 

通学時は毎朝一緒にバスに乗った

日本と同じように 車内で話す人は

ほとんどいないから、私たちも

それに倣って静かに過ごしたが

彼女は時々情報をくれた

とてもスマートな子で、ちゃんと私が

興味を持ちそうな所を勧めてくれる😊

 

 

その日、私は学校のアクティビティに

申し込んでいた

スタンレーパークのサイクリングだ

ところが定員に届かずポシャってしまった

ガッカリしたものの、申し込んでいた

他の人を 個別に誘うことを思いついた

先生の協力を得ながら 何とか

その内の一人と連絡が取れたのだが

それは前に会った日本人のMさんだった

 

ただ彼女は午後のクラスも取っているため

4時まで時間を潰す必要がある

そこでスイスガールに聞いた

ルックアウトというバンクーバーの街を

360度眺められる展望ビルに出かけた

回転レストランで珈琲を飲みながら

街や港の見える風景をゆっくり楽しんだ

 

ガスタウンなど歩いたりしている内に

約束の時間になり

私たちはスタンレーパークへと向かった

途中にはレンタサイクルのお店がずらり

その内の一軒でノーマルなやつを借りた

 

その日も頭上には雲ひとつない青空が

広がり、海からの風がなんとも清々しい

暑いけれど、木陰に入れば

ひんやり涼しくて快適そのものである

「最高だねー」と繰り返しながら

ひたすら自転車をこぎ、疲れると

その辺に座ってお喋りをした

そんな時間を過ごしている自分が

夢のようだった

"世界の住みたい街"にランクインする

のも頷ける うんうん

 

サンセットが見られたら最高か、とも

思ったが、こちらの日没を待っていたら

またバスがなくなるし、サンセットビーチの

一画だけはドラッグの匂いがすごかったから

諦めもついた

(あの匂いが本当に苦手だ!)

 

諦めないで誘ってよかった

この時間を誰かと共有できたことが

心から嬉しかった