外国の人と話していると
面白いことがよく起こる
話じゃなくても
例えば 外国人の捉えた日本の
風景の中に 普段は見過ごしていた
"美"を見つける、なんてことは
ありがちだ
以前 狭い路地に電信柱や電線が
絡むようにしてある風景を
”とてもエモーショナル”と表現されて
驚いたこともある
私にはむしろ整備されていない
野暮な景色で胸を張って差し出す
ものから ほど遠い気がしたから

ところが あらふしぎ!
ひとたびそう言われてみると
自分の感覚をちょっとずらして
見れば なるほど確かに魅力的と
言えなくもない気がしてくる
こんなふうにして
私の美に対する感覚は
前よりちょっとレンジが広くなる
面白がり方のチャンネルを
もうひとつ持つような感じ
Mは剣道を愛する(有段者)
同世代のアメリカ人で
高校や大学で物理を教えている
日本語はほとんど話せないが
相撲という共通の興味があるので
楽しく会話できている
その彼から
「守破離」と「気剣体の一致」という
日本語を教わったw
どちらも剣道の世界でよく使われる
表現らしい
(我が子がやっていた時には
聞いた覚えがないなあ???)
剣道ビギナーからマスターへと上がる
ステージを
(型や教えを)守る段階→破る→離れる
と表現するもので もとは千利休の
言葉から来ているっぽい
なるほど日本に数多くある「道」の付く
ものに広く通ずる理念だ
書道しかり 華道しかり・・・
気剣体の一致はよく道場の壁に掲げてある
「心技体」と同じような意味だろうが
可笑しかったのは
彼が「気剣体の一」と覚えていたことだ
意味としては”一致”と同義に捉えていたし
”一”にも”一致”にも”一”という漢字が入って
いるから そこに違いがあることに
最初は納得がいかないようだった
でもここでは”一致”の方がいいと思う
理由を説明している内に
最後は合点がいったらしい
そしてアメリカ人が作ったサイトでは
ほとんど”一”になっている!
彼らはみんな間違えている!
と気づいて笑っていた
日本人のサイトでは”ichi"でなく"icchi"
(or itchi)になっていることを発見したのだ

よかった。。。
なんか 役にたてた気がする😅
私も日本文化について
教えてもらえて楽しかったしね🤣