三日目
学校初日にはオリエンテーションがある
普段は9:15から始まるが
この日は8:45までに行かねばならない
ブラジル人のふたりと玄関で
待ち合わせて一緒に行くことにした
彼らは30代のカップルで
英語レベルは私とほぼ同等だった
オープンマインドで自然体
すぐに彼らのことを好きになった
実は、その日の夜に家で出くわした時
「今朝は一緒に行ったけど
私のことを気にする必要はないから
明日からは好きな時間に行けばいいよ」
と彼(以下L)の方に言ってみたのだが
「どうして?一緒に行こうよ!
ずっと話せるし英語の練習になる」と
言うので、喜んでそうさせてもらった
彼女(以下J)の方も
自分たちは6年も一緒に暮らしている
カップルだから、気をつかわないで
と言う
それからは毎日話しながら登校し
様々な情報交換をし
かけがえのない時間となった
私のクラスには日本人が一人だけいた
娘と同い年の彼女は一ヶ月くらい
前から通っているらしい
どうやらクラスの顔ぶれは流動的で
常に、新しい生徒が加わったり
卒業したりするのだった
通う期間もまちまちだ

振り分けられたクラスはB1レベル
メインの先生は体調不良でお休みだった
クラスは15人くらい
ナショナリティは4~5カ国だ
皆 私の半分くらいの年齢
中には10代もいる
自己紹介の機会があれば
自分の年齢を言ってもよかったのだが
(みんなの顔が ”この人はいったい・・・?
どういういきさつでここに・・・?"
と言っているように見えた😅)
そんなものは何もなく
初めからいるかのように扱われたので
気にしないことにした
授業は13時に終わる
私はこの学校の午後のアクティビティに
申し込んでいた
40歳以上を対象としたプログラムで
月水金の午後行われる
ドキドキしながら待っていると
女性の先生が現れた
高齢者など見かけなかったから
参加者は私一人なのかと
少々気落ちしていたら
一回り年下の男性が遅れてやってきた
インド系イギリス人のTeacher・P
スイス在住イタリア人の G
そして私
二週間この3人で
ロンドンの街を歩き回ることになる
Pは3人がベストな人数だと
とても喜んでいた
意見をまとめやすいし
歩きながらたくさん話せるからだ
Gが建築デザインに興味があることもあり
その日は学校周りで特徴的な建物の
説明を受けながら歩いた
まるでマンツーマンの英会話レッスンを
受けているようではないか!?
申し込んだのは大正解だった




大英博物館を外から見て
コヴェントガーデンへ
マーケットを眺めて
ロイヤル・オペラ・ハウスなどを
楽しんだ
終了時間はとうに過ぎていたが
以降、いつもオーバーしてしまうのだった😄