みとらの留学日記

アラ還女性のワクワクドキドキ短期留学日記

ENCOUNTER

一日目

 

朝のフライトは1時間ほど遅れた

ホームステイ先が確定したのは、出発の3日前

空港出迎えの案内を得たのは、10時間前

 

物事がスムーズに進まないことが

なんだか幸先の悪さを物語っているようで

”早く帰国の日になればいい”とまで

口にしたのを思い出す😅

 

案の定、ヒースロー空港の到着ロビーでは

大勢のドライバーが掲げている札の中に

私の名前は無かった

 

・・・不安

 

不安しかなかった

 

緊急時の連絡先ももらっているのだし

冷静になればいいものの

軽くパニックになった私は

空港の警備スタッフのような人に

事情を訴えた

 

俺に聞いてどーする?

 

て、顔には書いてあったが

その人は私と一緒に探し回ってくれた

 

そのうち体つきのいい女性ドライバーが

やってきて、心底ほっとした

もう大丈夫!

 

この人、すごいスピードで運転するし

(運転技術はかなりのもの)

携帯で仕事のやりとりをしながらだし

スピーカーから流れてくる音楽は

かなりの音量だし・・・

 

「これ、どこの国の音楽?」

と聞くと

「アフリカだけど、好き?消して欲しい?」

という

「大抵の音楽は好きだからそのままでいい」

と答えて目をつむった

 

異文化交流の始まりだ

 

到着した先ではご主人が出迎えてくれた

奥さんはゴルフにでかけていると言う

もう17時くらいになっており

かなり疲れていたが

部屋に案内されてテンションがあがった

 

明るくて広くて清潔で

ベッドは二つもあるし

ラジオもテレビも置いてある!

(のちにテレビは映らず、DVD観賞用とわかる)

 

最高じゃん!

 

まもなく奥さんが帰宅し

ホームステイについての

ルールやマナーなどが書かれた

ホチキス止め資料(お手製)に沿って案内された

なんか・・・スゴイ・・・

 

漠然とした不安を抱えながらも

ホームステイ先のルールに従うのは

人として当たり前のこと

自分のジョーシキなど捨てて

この家に合わせるしかない

うん!

 

他にひとり、ドバイの若い女性が

宿泊していたが

彼女は途中から家族と合流して

旅行にでかけたので

ほとんど顔を合わすことがなかった

 

私が寝支度をしているころ

聞いていたブラジル人カップルが

到着したのだが

もう寝るから明日挨拶する

と言って、その日は失礼してしまった

 

一体何人泊まるの???

 

家は三階建て

特別な仕様ではなく

あくまで一般的なのだと思う

寝室は5部屋かな

その内私の隣の部屋が夫婦の寝室だった

 

 

さて 時は戻り

夕食の時間は19時と決まっていた

ブラジル人カップルは夕食なしの

宿泊予約だから

毎日ご夫妻と私だけの食事、とのこと

初日に出されたのは

典型的なイギリスの食事という説明のもと

ソーセージにグリーンピース

マッシュポテトにグレイビーソースが

かかったものが目の前に出された

Mrs.Wが 夫はお料理上手なシェフよ

と言っていたとおり

とても美味しかった



はい当たり!

 

私、またしても当たりを引いたようだ

前にも書いたように

食事はとても大事だ

健康面にも心理面にも影響する

感謝しかない

 

W夫妻は感じのいい人たちだった

67歳と73歳とは思えないほど若々しい

二人ともゴルフをやるらしく

身体も引き締まっていて

素敵なカップルだった

おまけにMrs.Wは

何十年も前にはなるものの

私の通う語学学校で教師をしていたという

 

このことが本当に大きかった

夫妻は留学生という私の立場を

とてもよく理解してくれ

たどたどしい英語にも

面倒がらずに根気よく耳を傾けてくれた

勉強のアドバイスもたくさんくれた

これ以上望めない環境だと思う

 

 

イギリスの水回り事情は 非常に悪い

水圧が弱いので トイレが流れにくい

シャワーが物足りない

安定的にお湯が出ない

硬水のせいか洗剤の泡が立たない

風呂マットが汚い・・・😔

(夫妻のバスルームは別)

 

高望みはすまい

どうってことはないじゃないか

疲れているんだし

と、冒険を楽しむこととして

ベッドにもぐりこんだ

 

なにより涼しいではないか!